こんにちは、なっちゃんです!
ガイドブックだったり、広告だったりでよく目にするこの写真。
みなさんは目にしたことがありますか?
どこから撮るとこんな素敵な写真が撮れるんだろう…?
という質問にお答えして、本日は、この写真が撮れる場所をご紹介していきたいと思います!
この写真はどこから撮るの?
先程の写真が撮れる場所というのが、山梨県富士吉田市にある「新倉山浅間公園」という場所。
そして、写真に映る「五重塔」は、新倉山浅間公園内の忠霊塔にあたる場所です。
これが忠霊塔の正体。
これは富士山向きではなく、富士山を背に写真を撮っています。
さてさて、これからは、ここへはどうやって行けばいいのかを紹介していきますよ〜!
最寄駅は下吉田駅
新倉山浅間公園への最寄駅は、富士急行線「下吉田駅」。
名古屋方面から出かけると、名古屋駅から新幹線で三島駅へ、その後三島駅南口から高速バス「特急三島河口湖ライナー」で河口湖駅へ、そして河口湖駅から富士急行線で下吉田駅となります。
それで大体4時間くらい…(遠いなあ…笑)
東京方面からは、「富士回遊」という電車が運行されていて、新宿からJR中央線で大月駅へ、そこから富士急行線で2駅の下吉田駅で下車となります。
そのまま終点は河口湖駅なので、そのまま乗って行ったら河口湖の散策も楽しめます。新宿から下吉田駅までは約1時間45分で到着します。
下吉田駅から新倉山浅間公園の入り口へ
さて、下吉田駅からは徒歩で向かいます。
下吉田駅の駅舎へ向かって左側。
この道路からスタートです。
道なりに進むと、踏切があります。
この踏切を渡ると、
突き当たりの壁に案内看板があります。
看板に沿って、左へ曲がりましょう。
このまま道なりに右へカーブしながら進んでいきます。
この道の突き当たりが、中央自動車道の高架下の道路に繋がっています。
ここにもよく見ると看板がありますね。
看板の通り、左に曲がりましょう。
そうすると、少し上り坂になっていて、そこをのぼっていきます。
のぼっていった1つめの曲がり道で、中央自動車道の高架をくぐります。
高架をくぐると「浅間橋」という橋があり、そこを渡ると、新倉山浅間公園の入り口に到着します。
駅からこの入り口までが、徒歩約5分強くらいです。
まずはちょっと登って広場へ
さて、ここからはひたすら階段を登っていきます。
この日はよく晴れて、すごい観光客でした。
この鳥居をくぐってもう少し階段をのぼると、少し開けたスペースに到着します。
まずはここがフォトスポット。
入り口からここまでが、徒歩約3分。
階段をあがったところの広場をまっすぐ行くと、浅間神社があって、
右端にある階段を登ると、忠霊塔(五重塔)のある場所に到着します。
浅間神社についてはのちほど。
さて、この右端にある階段は、ここから一番上まで「398段」あることから、「開耶(さくや)姫階段」と言われています。
開耶(さくや)姫って?
国産みで知られているイザナギノカミとイザナミノカミから産まれた神のひとり、オオヤマズミノカミの娘にあたるのがコノハナサクヤヒメ(木花開耶姫)です。
木花とは桜の花を意味していて、コノハナサクヤヒメは桜のように美しく咲いて儚く散っていった、絶世の美女だと伝えられています。
アマテラスオオミカミ(天照大神)の孫神として知られる、ニニギノミコト(邇邇芸命)は、天から降りてきた時に、絶世の美女コノハナサクヤヒメに一目惚れします。
ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメは婚姻後、一夜にして子を宿しますが、ニニギノミコトは一夜にして子を宿すのはおかしいとして怪しみます。
そして、神の子供であるならば、燃え盛る炎の中でも無事に産まれることができるだろうとして、産屋に火を放ちました。燃え盛る炎の中で、コノハナサクヤヒメは3人の子を産んだことで、不貞の疑いを晴らしたのでした。
燃え盛る炎からの難を逃れたコノハナサクヤヒメは、安産の神様として。山の神であるオオヤマズミノカミの娘神であることから山の神として、また火の神様として噴火を抑えるため、富士山の守り神として今に伝えられています。
新倉富士浅間神社
新倉山の中腹にある神社、新倉富士浅間大社は、705年に、甲斐国八代郡荒倉郷の氏神として、創建されました。
先程お話しした、コノハナサクヤヒメとニニギノミコト、コノハナサクヤヒメの親神にあたるオオヤマズミノカミがご祭神として祀られている神社です。
コノハナサクヤヒメとニニギノミコトが夫婦であり、コノハナサクヤヒメとオオヤマズミノカミが親子であることから、家庭円満や安産、子宝、縁結びにもご利益があるとされています。
コノハナサクヤヒメをご祭神として祀っている神社は国内に数えられないほどありますが、静岡県富士山本宮浅間大社をはじめとする、約1300社の浅間大社にも、コノハナサクヤヒメがご祭神として祀られています。
ここから始まる398階段
さて、浅間神社でお参りを済ませたら、ここからが本番です。
あの景色を目指して、ひたすら階段を登っていきます。
階段が苦手な方は、横に坂道もあるので、そっちから行ってもよし!
とにかく上までのぼります。上までのぼりきると、忠霊塔がある広場の前に到着しますが、
写真のように忠霊塔と富士山を写した写真を撮るためには、展望デッキにのぼる必要があります。
ただ、この時期(桜や紅葉の季節)は、展望デッキが大変混雑するため、入場規制が行われています。
そのため、さきに忠霊塔前の広場までのぼってしまうと、そこから少し下って展望デッキの列を探さなくてはなりません。
では、どこから展望デッキへ進んでいくのか?
途中で看板を見つけて展望デッキへ
階段をのぼっていくと途中で、順路と書いた看板が出てきます。
のぼっている階段の右側にスロープとともに、この看板が出現します。
この順路の看板に沿ってのぼっていくことで、いち早く展望デッキに到着することができます。
ちゃんと順路に沿って、スロープと階段を進んで行ってくださいね!
そうすると、展望デッキ最後尾の看板を持ったスタッフがいます。
この写真では、黒いフェンスのあるスロープの、端まで行って、折り返して上に並んでいます。
この感じの並び具合で、スタッフからは約50分の待ち時間と言われました。
ただ、展望デッキも約5分で約50人交代制なので、自分の前で区切られたら50分かもしれないし、たまたま早く進んで自分の後ろで区切られたら、たまたまラッキーで30分くらいで入れたりもします。
忠霊塔横からみた展望デッキがこんな感じで、並んでここに入って写真を撮ります。
私は次の予定もあったので、とりあえず今回は断念。
並んでいた人の話を聞いてみると、30分くらいで入れたよーという声もあったので、それなら並んでもよかったかなあと、ちょっと後悔。
そしてこの展望デッキにのぼれば、あの写真が撮れるわけですね。
何回使うんやねーん!ってくらい使いますが、あの日は本当に天気も良かったし、桜も満開だったので、何回でも使いますよ!
ただ、今回はまだこの時点で六分咲き?七分咲き?くらいな感じでした。
展望デッキにのぼらず、忠霊塔付近から撮った桜がこんな感じ。
下る時にもベストショット!
忠霊塔から階段を使って下っていく時にも、富士山が桜のフレームに入っているようにみえる写真が撮れる場所があります。
満開だったらほんとに綺麗!
桜はもう一歩ですが、富士山の雪もしっかり残っていて、とても綺麗でした!
写真を撮って、どんどん下って行きますが、下まで行く頃にはもう足がガクガク、膝が笑ってます笑
お祭り期間のみ営業されるカフェ
下吉田駅に併設されているカフェ兼お土産屋さん。
ここは、春の桜祭り、秋の紅葉の時期のみの営業だそうで、中にはイートインスペース、外はテラス席で休憩ができるようになっています。
美味しそうなアイスクリームもありました。
下吉田駅前のコインロッカー
下吉田駅でてすぐのロータリーに、コインロッカーがあります。
これで、新倉山浅間公園へ行くのにも、手ぶらで行くことができますね!
桜祭り期間が延長になりました!
2024年3月30日(土)から開催されていた、第9回新倉山浅間公園桜まつりは、4月14日(日)までの開催予定でしたが、12日に満開を迎えたようで、次の週末4月21日(日)まで延長されるとのこと。
新倉山浅間公園の駐車場は利用不可で、駐車場は下吉田第二小学校グラウンドが臨時駐車場になっています。
詳しくは、「一般財団法人 ふじよしだ観光振興サービス様」のホームページにてご確認下さい。
さいごに
ちょっとした混み具合の確認方法を、最後にお伝えします。
展望デッキの混み具合。どこを見ても書いてないので、登ってみたら混んでた〜なんてことがも多々あり。
実はこれ、下吉田駅から見えるんですよ。
下吉田駅の駅舎に向かった左上。
見えますか??
これが展望デッキへの列なんです。
駅からちょっと、確認してみてください。
さて、新倉山浅間公園も桜はほぼ満開とのことで、観光客もどんどん増えています。
展望デッキにのぼるためにも、ぜひ余裕をもって計画して散策してみてくださいね!
また、桜は半分くらい散った頃もとても綺麗!私は桜餅なんて呼んでますが、桜のピンクと、新緑の葉っぱの色がとても綺麗です。
少しシーズンを外すと、観光客もちょっと減って、散策しやすくなるのかなあと思います。
とはいえ、年に一度の桜のこの時期、やはりこの写真を求めて、行きたくなりますよね。
桜祭りも延長されているようなので、ぜひ新倉山浅間公園への観光計画、立ててみてください!
(※2024.04.10 現在の情報です。)
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