こんにちは、なっちゃんです!
10月も下旬になり、秋が深まる青森県。
今回は、八甲田の自然を360度楽しむことができる、八甲田ロープウェイについて紹介していきます。
八甲田ロープウェイって?
十和田・八幡平国立公園の北部に位置し、山麓駅(標高約660m)から田茂萢岳(たもやつだけ)山頂にある山頂公園駅(標高1300m)までの約2.4kmを、約10分で結んでいます。
昭和43年10月に開業以来、春は新緑、夏は高山植物、秋は紅葉、冬は樹氷やスキーと、春夏秋冬様々な景色が見られることで、多くの観光客が足を運んでいます。
特に観光客が多いのは、紅葉が始まる9月下旬から10月。多い時で月間の輸送人数が10万人を超えるんだそう。
ゴンドラは100人乗りで、八甲田の大自然を360度見渡せる仕様になっています。また、ゴンドラ内にはガイドしてくれる方も同乗してるので、説明を聞きながら景色を楽しめますね。
紅葉シーズンは大混雑ですが・・・
さて、八甲田の紅葉した景色を一望できるこのロープウェイ、やはり紅葉シーズンになると大混雑するようですが…。
今回は行く時期が遅かった…。がしかし、ほとんど並ばずに乗車することができました!(ラッキーといえばラッキー?)
さて紅葉の状況はといいますと…、残念ながら、山麓駅、山頂駅ともに落葉していました。
ですが、落葉した山もまた綺麗で、木から落ちた紅葉が、山一面を染めた景色を見ることができました。
ロープウェイのチケットを買おう!
チケット売り場がある建物は、駐車場からすぐのところにあります。
入ってすぐ左側が売店
その向こう側がチケット売り場です。
☆営業時間
3月~11月上旬 | 11月中旬~2月 | |
始 発 | 9:00 | 9:00 |
最 終 | 16:20 | 15:40 |
運転間隔 | 15~20分 | 15~20分 |
☆ロープウェイ普通券
区分 | 片道 | 往復 |
大人(中学生以上) | 1250円 | 2000円 |
小人(小学生) | 450円 | 700円 |
小学校入学前の子供は無料です。その他各種料金はHPを参考にしてください。
チケットを購入したら、そのままレーンに沿って進み、時間ごとに色分けされた、整理用ワッペンを受け取ります。ワッペンは入場時に分かりやすいように、右腕に貼るよう勧められました。
また、ロープウェイのチケットは、シールを貼っていても入場時に必要なので、必ずお手元にご準備ください。
往復券を購入された方は、帰りも同じチケットが必要になるので、なくさないように注意してくださいね!
いざロープウェイ乗車!
さて、自分がもらったシールの時間の大体10分前くらいになったら建物に入り、ロープウェイ乗車準備をします。
乗り場までは階段ですが、お手伝いが必要な方はエレベーターもあるので、事前にスタッフに声をかけておくとよいでしょう。
乗り場まで階段を上り、いざ乗車!
お天気は良いものの、山頂の気温はというと…1.2℃!?しっかり着込んできてよかった~と思いながら乗車。
乗り場も落葉との情報がありましたが、確かに70%くらい落葉かなあといった印象。
落葉した後でも、オレンジ色の絨毯のようで、山一面とても綺麗でした。
乗車後は、進行方向側、後方側ともに椅子があり、進行方向では山頂へ向かう山側の景色、後方は天気が良ければ岩木山や津軽平野が見渡せます。
山頂公園駅に到着!
乗車から約10分、だんだんと標高が高くなり、前日の残り雪がちらほらと見えてきたころ、八甲田ロープウェイ山頂公園駅に到着です。
山頂公園駅から外に出ると、この日のこの時間は風も弱く、日差しが暖かく感じられました。
屋根からは雪解け水が落ちてきて、階段は濡れているものの、他のコンクリートの部分は、からっと乾いていました。
砂利や土の部分は、水溜りになっていたり、ぬかるみもあるので、天気が良くても散策には注意が必要ですね。
山頂公園駅からは、ゴードラインという約1kmで30分と約1.8kmで60分の散策ルートがあり、高山植物や展望を楽しみながら眺望を楽しむことができます。
整備された道ですが、雪解け水でぬかるんだ部分もあるので、足元は注意して散策してくださいね!
山頂公園駅からの景色
この日は本当に天候に恵まれ、景色も最高でした!
中央に見える雲がかかった山が、青森県の最高峰、標高1625mで、津軽富士とも呼ばれる「岩木山」。そこから下に広がる町並みが「津軽平野」です。また、岩木山の左側が世界自然遺産でもある「白神山地」、岩木山のあるあたりが鯵ヶ沢、裏手には日本海が広がっています。
そこから右側を見てみると、一番左の高い木の奥に「津軽半島」その先っぽが「龍飛崎」です。またその右側には「下北半島」が確認できます。さらにそこから奥、もっと天気が良いと、北海道が見えるそうですよ。
ほんのり、見えるような、見えないような…。
そして天気が良い日に龍飛崎から北海道の方を見ると、家が建っているところまで見えるんだそう。
山頂にある赤い実は、「ナナカマド」。その木材は7度かまどにいれても燃えないなんていう特性から、ナナカマドという名前が付いたんだとか。
寒さに強い植物なので、北の方や標高が高い場所で見かけることが多いと思います。
霜が降りても雪が降っても実が落ちず、そのまま凍り付いてしまうこともあるんだそう。
岩木山と反対側をみると、近くの山にはもう、樹氷の赤ちゃんができていました。
このまま寒くなる頃には、綺麗な雪景色が見られるんだろうなあ。
さいごに
八甲田の大自然と、青森県を一望できる八甲田ロープウェイ。
やはりロープウェイからの眺望は、天候に左右されるもので、せっかく上ったのに霧がかっていて全く見えなかったり、雨が降って散策できなかったり。はたまた、強風や悪天候で運休なんてこともあります。
そんななか、本当に天気に恵まれた良い1日に行くことができたのは、私の運が良いのか、日ごろの行いが良いのか(^^)笑
少しすると雲が太陽を覆ってきて、少し肌寒くなってきたので、30分ほど景色を堪能して、そのまま下りのロープウェイに乗って帰りました。
八甲田ロープウェイへのアクセス
青森駅から車で、約1時間のところにあります。公共交通機関であればバス、人数が多いなら定額タクシーなんていうのもあるそうです。
〒030-0111 青森県青森市荒川寒水沢1−12
平日9:00~16:20(冬季15:40)
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