こんにちは、なっちゃんです!
今日は、先日彼と話して衝撃的だったことについてお話していきたいと思います!
彼との会話で発覚したこと
これ見て~すごい!
え、なにそれ
くりだよ
え、くりって、この感じじゃないの?
これが最初の状態だと思ってたけど。
え、栗が落ちてるの見たことないの?
ないね
まじ??
これが、落ちてる状態だよ。
くりは、ウニみたいな感じ。
痛々しい外皮があるね。
はじめて見た!
長靴を履いて、足で踏んで、火ばさみで栗を取り出して収穫するんだよ。
へ~、面白そう、やってみたい
じゃあ、来年は栗拾いに行こうか!
なんて、会話をしたんですが・・・
彼曰く、「台湾で栗が落ちているのは見たことがない」とのこと。
そんなわけあるかいな!と思った私は、
数人の友達に聞いてみることにしました。
台湾で“いがぐり”はメジャーじゃない
日本人なら誰でも知っているであろう、“いがぐり”。
“いが”がついた“栗”のことで、これを模して、短く刈ったあたまのことを“いがぐり頭”なんて呼ぶこともあるくらい、日本ではメジャーな言葉。
でも、台湾では違うらしく・・・
台灣有栗子嗎?
(台湾に栗ってあるの?)
と、数人の友達に質問してみましたが、全員が口をそろえて、
糖炒栗子的栗子嗎?
と、答えるんです!
こういう感じで栗が落ちてるのは見たことない?と聞いても、誰もみたことがないようで、
剛剛有查到、但是奴知道好不好吃的
(さっき調べたら見つけたけど、美味しいかわからないよ)
と、言われました。
台湾でメジャーなのは“糖炒栗子”
さっき会話でもでていた、“糖炒栗子”とは、なんぞや・・・
実は私も、糖炒栗子ってよく知らないんですが・・・
文字で見る限りは、こんな感じ。
糖・・・・・砂糖
炒・・・・・炒める
栗子・・・・栗
この感じでいくと、マロングラッセ?な印象。
では、実際の糖炒栗子がどんなものなのか、見ていきたいと思います。
ちなみにわたしが思う、“糖炒栗子”はこれ!
とりあえず、彼に糖炒栗子を買ってきてもらうことに。
彼は台中東海大学の近くに住んでいますが、そこからわざわざ沙鹿へ買いに行って、写真も撮ってきてくれました。(←わざわざ買いに行ったんだから、そう書いて!と言われました。)
まず、お店はこんな感じ。
あれ、天津って書いてある・・・???
しかもよく見ると、鬼皮がついてる・・・???
料金は場所によって違うけど、300gで80~120台湾元らしい。
というか、糖炒栗子って、日本の屋台とかで売ってる天津甘栗じゃん!
家に帰って、皮をむいて写真を撮ってくれたけど・・・
ええええ、まんま天津甘栗ですやん!!
彼曰く、作り方も全く同じだそうで、熱した小石の中に入れて、砂糖をまぶしながら炒っていくようです。
いままで、日本の屋台で天津甘栗を見ても、作り方なんて気にしたことはありませんでしたが、言われてみれば確かに、日本の屋台でも、大きな回る鍋のなかで黒いじゃりじゃりと栗がぐるぐる回ってるな~って思いだしました。
日本では、今でこそスーパーとかでも手に入れることができますが、やはり出店として炒りたてが出回るのは、年末年始が多いような気がします。
台湾でも、現在はどの時期でも美味しく食べられるようですが、彼曰く、9月以降が一番美味しいようです。
おまけ:天津甘栗は天津のものじゃない?
“天津飯”が天津にないことは最近では有名な話ですが、天津甘栗も天津産ではないようです。
以前私が、中国天津に留学していた時の話。
せっかく天津に来たんだから、天津甘栗食べないと!
と思い、栗が売っている店を探して、行ってみると、そこのお店の名前は、“小宝栗子”と書いてありました。
その時はまだ、iPhoneやSNSが発達しているわけではなかったので、カメラで撮影した写真が、ほんの少し残っているのみで、店の写真が残っていないのが残念です。
先生に聞いてみると、もともと天津甘栗の産地は天津ではなく、河北省の山のほうでつくられているそうです。そして、その栗が、天津の港を通じて輸出されているから、天津甘栗という名前がついたそうです。
さいごに
日本でも、小さいころから食べ馴染みのある、天津甘栗が、まさか台湾でも買えるなんて、今回の“いがぐり事件”を通して、初めて知ることができました!
“天津甘栗”、“糖炒栗子”、名前は変われども、みんなのおやつには変わりないようですね。
今度台湾へ行く機会があれば、どんな味がするのか、食べてみたいものです。
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